New Relic infrastructure monitoring は、 Microsoft Azure Load Balancer の統合を提供し、Azure Load Balancer サービスから New Relic にデータを報告します。このドキュメントでは、この統合を有効にする方法と、取得可能なデータについて説明します。
機能
New RelicのAzure Load Balancer用インテグレーションは、ロードバランスセットで定義されたサービスのインスタンス間でトラフィックを分配するTCPおよびUDPロードバランサーに関するメトリックデータをレポートします。メトリクスデータには、仮想IPやダイナミックIPの可用性、処理されたバイト数やパケット数などが含まれます。また、サービスのステータスや構成に関するデータも収集します。
New Relicを使うと、以下のことができます。
- Azure Load Balancerのデータを、事前に作成されたInfrastructureダッシュボードで表示します。
- カスタムクエリの実行とデータの視覚化.
- データの変化を通知するアラート条件を作成します。
要件
ロードバランサーのメトリクスは、Microsoft Load Balancer Standard SKUを使用している場合にのみ収集されます。
統合を有効にする
統合を有効にするには
- Microsoft Load Balancer Standard SKU を使用していることを確認してください。
- 標準的な手順に従い、New Relic Infrastructure で Azure サービスを有効化します。
設定およびポーリング
設定オプションを使用し、ポーリングの頻度を変更し、データを絞り込むことができます。
New Relic は、デフォルトの ポーリング の間隔に従って、Azure Load Balancer サービスに問い合わせを行いますが、これはインテグレーションによって異なります。Azure Load Balancer 統合のポーリング頻度。
- ポーリングの間隔。5分
- 解像度1分
データの検索と使用
統合データを調べるには 、 one.newrelic.com > インフラストラクチャ> Azure> (統合を選択) 。
データを照会して探索する AzureLoadBalancerSample
イベントタイプ, provider
値 AzureLoadBalancer
を使用することができます。
メトリックデータ
Azure Load Balancer の統合によって報告されたメトリクスを表示するには、 AzureLoadBalancerSample
イベントタイプを照会します。各メトリックに関連するメタデータを使用して、 フィルタリングやファセット 報告されているデータを表示します。メトリックの詳細情報については、 Azure supported metrics のドキュメントを参照してください。
メトリック | 説明 | メタデータ |
---|---|---|
| ロードバランサーのデータパスの時間当たりの平均稼働率。 |
|
| ロードバランサーのヘルスプローブの時間当たりの平均ステータス。 |
|
| 期間内に送信された総Byte数。 |
|
| 期間内に送信されたパケットの総数。 |
|
| 時間内に送信されたSYNパケットの総数。 |
|
| 期間内に作成された新規SNAT接続(アウトバウンド接続)の総数。 |
|
| 期間内に割り当てられたSNATポートの合計数。 |
|
| 期間内に使用されたSNATポートの合計数。 |
|
インベントリデータ
有効期限(EOL)の通知
2022年3月以降は、クラウド統合用のインベントリデータなど、いくつかの機能のサポートを終了します。この移行に向けて簡単に準備できる方法など、詳細については、 Explorers Hubの投稿 をご覧ください。
この統合では、システムの状態や構成に関する以下の インベントリデータを収集します。
azure/loadbalancer [#inventory-load]
name
リージョン名
リソースグループ名
sku
種類
azure/loadbalancer/backend-pool [#inventory-backend-pool]
name
リージョン名
リソースグループ名
virtualMachineIds
virtualMachineNames
azure/loadbalancer/frontend-ip [#inventory-frontend-ip]
ipAddress
ipAllocationMethod
isPublicIp
name
リージョン名
リソースグループ名
azure/loadbalancer/inbound-nat-rule [#inventory-inbound-nat]
バックエンドポート
フローティングIpEnabled
フロントエンドポート
name
プロトコル
リージョン名
リソースグループ名
timeOutInMinutes
azure/loadbalancer/probe [#inventory-probe]
intervalInSeconds
name
プロービング数
port
プロトコル
リージョン名
リソースグループ名
リクエストパス
azure/loadbalancer/rule [#inventory-rule]
バックエンドポート
フロントエンドポート
idleTimeoutInMinutes
isFloatingIp
name
プロトコル
リージョン名
リソースグループ名